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「クジラの町」南房総市和田町~利用者ブログ~

2026/2/2

皆さま、こんにちは♪

南房総の花栽培に続き、今回は同じ南房総市で「クジラの町」と呼ばれている南房総市和田町のクジラ文化についてお伝えしようと思います。

和田町は関東地方で唯一の捕鯨基地を有する地域で、ツチクジラの漁を行う長い歴史があり現在もなおクジラ文化を継承し続けています。

まずはじめに…

南房総では、現在でも捕鯨を行っていることをご存知でしょうか?
大型の鯨は国際捕鯨委員会(IWC)によって1988年(昭和63年)から捕獲ほかく停止となっていますが、小型の鯨類については日本政府が独自に管理し、毎年、捕獲枠を設定し鯨を捕つかまえています。
現在、日本で小型捕鯨の対象になっているのは、ツチクジラ、マゴンドウ、タッパナガ、ハナゴンドウの4種類です。

日本で現役の捕鯨基地は4ヶ所あります。

・北海道の網走
・宮城県の鮎川
・千葉県の和田
・和歌山県の太地

各基地では地域ごとの食文化として鯨肉が利用され、観光資源としても鯨文化が守られています。

【関東唯一の捕鯨基地 南房総・和田浦】

和田浦(南房総市)の捕鯨は、約400年前の江戸時代初期に安房地域で始まった「突き取り式」捕鯨の伝統を引き継ぎ、現在は日本で4カ所しかない沿岸捕鯨基地の一つです。
1949年の外房捕鯨株式会社設立以降、毎年6月末〜8月末の夏期にツチクジラ漁を行っており、夏の風物詩となっています。

漁期は6月末〜8月末まで。
2020年以降も毎年10頭前後の水揚げが行われています。

[ツチクジラとは]

ツチクジラの名前の由来は、頭部が稲わらを叩く「槌(つち)」に似ていることから、この名前が付きました。

▪️ハクジラの仲間
※鯨には口の中に歯を持つ「ハクジラの仲間」と、ヒゲを持つ「ヒゲクジラ」の仲間がいます。

▪️マッコウクジラに次いで大きい種類で、体長約10メートル、体重約10トン

▪️毎年夏に房総沖の水深1,000〜3,000mの海域を回遊しています。

ツチクジラは一度海に潜ってしまうと、一時間ほど水上に現れないため捕獲が難しく、音に敏感でソナーも使えないため目視でクジラを探す必要があります。

【鯨の肉】

鯨の赤身は「高タンパク・低脂肪・高鉄分」のヘルシーフードで、肉質は非常に柔らかく、馬肉やマグロに似た味わいで、さっぱりとした上品な脂が特徴です。

鯨肉は、戦後の日本の貴重なタンパク源として食卓を支え、学校給食においては「鯨の竜田揚げ」などが当時の定番メニューでした。
油脂も燃料に欠かせない存在でしたが、石油の普及とともに役割を終えました。
その後は、商業捕鯨の禁止で鯨肉を目にする機会は減りましたが、房総半島の南部では約400年(鎌倉時代)の歴史を持つ捕鯨の営みが今も続いており、独自の食文化が息づいています。

[捕鯨後のクジラ]

捕鯨後、捕獲したクジラを対象に水産庁の調査員による生物調査が行われ体長、性別、年齢、皮下脂肪の厚さ、胃の内容物等を調査して持続的利用に役立てます。

その後、捕獲された鯨の解体が港で行われます。この時期は町全体が一年で一番の活気に包まれるそうです!

千葉県の和田浦では、ツチクジラの解体見学と身の購入が可能だそうで、解体後は加工業者や鮮魚店、地元の方々に直売されるそうです。

解体には、ナギナタのような大きな鯨解体用の包丁を使い豪快に解体されます。

地元では伝統的に鯨料理が根づいており、飲食店が中心となり地域に鯨食文化が広く継承されています。

[鯨の食べ方]

▪️鯨のタレ
南房総で「タレ」といえばクジラのタレを指します。とは言っても液状のタレではなく、スライスしたツチクジラを醤油とみりん、酒、ニンニク、ショウガなどの特製のタレに漬け込み、天日干しして作られるものです。江戸時代から伝わる郷土料理です。

食べ方は、ガスコンロやトースターで軽く炙ってから食べます。
お好みで醤油やマヨネーズ、七味唐辛子などをつけても美味しくいただけます。

他にも、「くじらステーキ」や「くじらベーコン」、「くじら汁」、「くじらコロッケ」など多彩なバリエーションのクジラ料理があります。

地元の人々にとって鯨は、生活に根付いてきた「ふるさとの味」です。

いかがでしたか?

房総半島へ出掛けた際によく鯨のタレを購入していましたが、捕鯨について詳しく調べたのは今回が初めてで、長く続く歴史を知る事ができとても勉強になりました。

本日もお読み頂きどうもありがとうございました!

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