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ご利用者様ブログ|たくあんの障害と向き合う人生part3  

2025/10/8

【障害と向き合う人生 Part2・続編】閉鎖病棟での経験と脊髄損傷

こんにちは。リハスワークで在宅の仕事をしている、たくあんと申します。今回は、精神障害と向き合う人生の「Part2」の続きをお届けします。

家族の同意なく退院しようとして…閉鎖病棟へ

精神科の入院にはいくつかの形態があります。任意入院は、患者本人の意思で入院し、希望があればいつでも退院できる制度です。私は依存症治療の病院に、任意入院という形で入りました。

しかし、病院の相談員に「一人で退院したい」と伝えたところ、医師の判断で「医療保護入院」に切り替えられてしまいました。これは、本人が病識を持てず、任意での入院が困難な状態で、医療や保護のために入院が必要と判断された場合に適用される制度です。

その結果、私は自分の意思で退院できない状況となり、解放病棟から閉鎖病棟へ移されることになりました。

閉鎖病棟での日々

閉鎖病棟はとても狭く、病室も少なく、隔離室もあります。病棟の出入り口には鍵がかけられていて、強い閉塞感がありました。重度の精神障害を抱える方々が同じ病棟にいて、大声で騒いだり、部屋の隅で座り込んでいたり、常に動き回っていたり…。私はうつ病から躁うつ病へと診断が変わり、点滴による治療が始まりました。

面会が許され、両親が来てくれました。点滴を受けながら横になっている私を見て、母が泣いていた姿が今でも忘れられません。その頃の私は、何も考えることができませんでした。

小さな希望と孤独

閉鎖病棟で、話ができる友達ができました。その女性も「家に帰るのが怖い」と不安を抱えていて、私たちはいろんな話をしました。共通していたのは「不眠」と「夜の不安」。毎日、ご飯を食べて、お風呂に入るだけの生活。お風呂は毎日ではなく、午後3時に職員さんが買ってきてくれるおやつが唯一の楽しみでした。

夕暮れを見ながら、「この先、自分はどうなるのだろう…」とぼんやり考える日々。二週間以上が経ち、次第にその生活に慣れていきました。

解放病棟へ戻ることに

閉鎖病棟の生活に慣れてしまった私は、解放病棟に戻る自信がありませんでした。でも、医師の判断(実際は病院の都合)で、解放病棟へ戻ることになりました。

不安が限界に達して

解放病棟では3人部屋に入りました。他の2人はパソコンで何かを打ち込んでいて、私は急激に不安が強くなり、ナースステーションで休ませてもらうことに。

看護師さんに「不安で仕方ない」と伝えましたが、ナースステーションで転げ回ってしまい、「邪魔」と言われてしまいました。その瞬間、「もうどうなってもいい。逃げたい」という気持ちが爆発しました。

階段から落ちれば…

当時、ZARDの坂井泉水さんが病院の手すりから転倒して亡くなったというニュースを見て、「それだ」と思ってしまいました。

私は鍵のかかっていない外へのドアを開け、外階段の踊り場へ。誰もいない中、「もう、どうなってもいい。早く逃げたい」と思いながら、手すりを使って頭から落ちました。つつじが咲く垣根のあたりに落ち、足が動かなくなっていました。

思わず「助けてください!」と叫び、誰かが職員さんを呼びに行ってくれました。

自ら脊髄損傷に

頭は打たなかったため意識ははっきりしていました。ストレッチャーの上で、何人もの職員に囲まれ、「自分で落ちたのか」と聞かれました。

「もう、どうでもいいじゃないか。これ以上何があるのか」と思いながらも、私は否定し続けました。こうして、私は脊髄損傷となり、自ら障害者となったのです。

後悔はあるのか

「後悔はないか」と聞かれれば、もちろん後悔もあります。でも、境界性パーソナリティ障害の人は、うまくいかないときに自分を傷つけてしまうことがあります。私は、それだったのかもしれません。

障害を負うことで、「私はもう一人ではない」と思い込んでいた部分もありました。誰かに助けてもらいながら生きていく人生も、ありなのではないかと。

最後に

今、苦しい状況にいて「逃げたい」「楽になりたい」と悩んでいる方は、たくさんいると思います。でも、逃げることで必ず代償があります。簡単に楽にはなれません。できなくなることが増え、痛みや苦しみがさらに増すかもしれません。

私は自ら障害者になりましたが、周りの方にはそうなってほしくありません。自分の足で歩けること、立てること。それは当たり前のようで、かけがえのないことです。

自分を大切にできるのは、自分だけです。どうか、一度きりの人生を、大切に生きてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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