
今回は、あるご利用者様のお話をご紹介します。
リハスワークふじみ野を利用されたきっかけは、同じグループホームで生活されている方から「こんな事業所があるよ」と教えてもらったことでした。
以前利用されていたB型事業所では、軽作業を中心に取り組まれていましたが、「もっと仕事を頑張ってみたい」「もう少し工賃を増やしたい」という思いがあったそうです。
そこで、その方に「どれくらい工賃をもらっているの?」と聞いてみたところ、「17,000円くらいかな」と教えてもらい、「一度見学してみよう」と思われたそうです。
見学や体験利用を経て、リハスワークふじみ野の利用がスタートしました。
しかし、利用当初は統合失調症の症状による幻聴が強く、思うように作業へ取り組めない日が続きました。
静養室で休まれる時間が多く、仕事ができても少しだけという月もあり、工賃は500円ほどだったこともあったそうです。
そんな日々が続く中、新しく倉庫内での施設外就労が始まりました。
スタッフから「一人で集中して取り組める作業がありますが、挑戦してみませんか」と声をかけられたことが転機だったと、ご本人は振り返ります。
実際に参加してみると、2フロアを回りながらウォーターサーバーの管理や段ボール回収をする仕事が、ご本人に合っていました。
ごみの回収や紙コップの補充、水受けにたまった水を捨てたり、水ボトルの不足数を確認したりと、決められたルートを一人で黙々と進めていく作業です。
また、満杯になった段ボールやラップ等を載せたロールボックス(運搬台車)を回収場所まで運び、空のロールボックスを元の位置へ戻す作業もあります。
体を動かす場面も多く、段ボールが崩れないよう気を配りながら運ぶため、集中力も必要な仕事です。
スタッフとして見ていても、施設内で同じ場所にいるより、体を動かしながら場所を移動する環境の方が、作業に取り組みやすい様子が見られるようになりました。
また、以前は長年体を動かすお仕事をされていたそうで、その経験も、現在のお仕事との相性につながっているのかもしれないと感じています。
今では週4日、この施設外就労に参加し、月4万円ほどの工賃を得られるようになりました。
もちろん、今でも体調や症状によって施設外就労が難しい日もあります。
そうした日は、スタッフと相談しながら施設内作業へ切り替えるなど、その日の体調に合わせて無理なくご利用を続けられています。
それでも、以前は静養室で過ごす時間が多かったことを思うと、安定して施設外就労に参加できる日が増えたことは、とても大きな変化だと思います。
私たちは、「みんなが同じ仕事を頑張る」ことよりも、「その人に合った仕事を一緒に見つけること」を大切にしています。
得意なことや苦手なこと、体調や障がいの特性は一人ひとり違います。
だからこそ、その方が無理なく力を発揮できる環境や仕事に出会えるよう、これからも一緒に考え、サポートしていきたいと思います。
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埼玉県の就労継続支援B型事業所リハスワークふじみ野 。事業所内で多岐に渡るお仕事を提供。
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