
皆さまこんにちは♪
今年もまもなく「防災の日」を迎えます。
9月1日というと、備蓄用品の確認や避難場所の確認、家具の転倒防止など、これから起こるかもしれない災害への備えを考える方が多いと思います。
私自身も、しっかり備えなくてはいけないと思いながら、なかなか十分にできていないのが現状です。
私が、9月1日になると思い出す場所があります。
それは、東京都墨田区の横網町公園内にある「東京都慰霊堂」です。
子どもたちがまだ小学生くらいだった頃、私は両親と子どもたちと一緒に、数年にわたってこの場所を訪れていました。
東京都慰霊堂は、関東大震災の犠牲者を慰霊するため、1930年(昭和5年)に「震災記念堂」として建てられました。
関東大震災の際には、この場所にも多くの人が避難してきましたが、火災旋風によって約3万8千人もの方が亡くなったとされています。
現在では、関東大震災だけではなく、東京大空襲などの戦災で亡くなった方々も祀られています。
当時、私たちをこの場所へ案内してくれたのは父でした。
なぜ父が私たちをここへ連れて行ってくれたのか。
それは、父自身が子どもの頃に過ごした場所だったからです。
父は戦時中に生まれ、幼少期には疎開を経験しました。
その後、墨田区にあった復興住宅で暮らし、祖父が千葉県に家を準備したことで、一家で千葉へ引っ越したそうです。
その土地で、私は生まれ育ちました。
当時の復興住宅には、住むことのできる期限が決められていたそうです。
復興が進む中でも、なかなか次の住まいを用意できない家族も多かったと聞きました。
父の妹である叔母は、当時、親から「引っ越すことは絶対に言ってはいけない」と強く言われていたそうです。
今になってその話を聞くと、戦後の生活の中で、家族もさまざまなことに気を遣いながら、新しい暮らしへと進んでいったのだろうと思います。
そんな父に案内され、子どもたちと一緒にこの場所を歩き、震災や戦災についての資料を見学した時間。
当時は子どもたちもまだ小さく、その意味をどこまで理解していたのかは分かりません。
けれど今振り返ってみると、祖父母から私へ、そして私から子どもたちへと、親子三世代で同じ場所を訪れ、父の記憶に触れることができた、とても大切な時間だったと思います。
私は10代の頃から、日本で起きたさまざまな出来事について知るために、本を読むことが好きでした。
戦後80年を過ぎ、実際にその時代を生きた人から直接話を聞くことができる機会は、少しずつ減っています。
だからこそ、今聞くことのできる人から話を聞き、その人が覚えていることを次の世代へ伝えていくことは、とても大切なのではないかと思います。
防災の日には、これから起こる災害にどう備えるのかを考えることは大切です。
そしてもう一つ、過去に起きた出来事を知り、そこに残された記憶を次の世代へ伝えていくことも、大切なことなのではないでしょうか。
私が父から聞いた話も、いつか子どもたちが誰かに伝えてくれるかもしれません。
記憶はこうやって少しずつ次の世代へ受け継がれていって欲しいなと思っています。
今年の9月1日は
過去の記憶に思いを寄せながら、これからの災害にどう備えていくのか。そして現実問題として、自分と愛犬の備蓄用品を整えることをしっかり行おうと思います。
本日もお読み頂きありがとうございました!
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