
こんにちは。リハスワーク市川国府台筆者Tです。
私はまだ若かりし頃にちょっとした機会があり数年間、障がい者ロードレースのタイムトライアル「決められた短距離を一人ずつ走って、一番速く走る選手を決める競技」を経験したので、主に舗装された道路を自転車で走り、ゴールの順番や所要時間を争うロードレースに興味があります。
日本では自転車競技と言えば「競輪」を連想される方が多いと思いますが、ツール・ド・フランスというロードレースの名前を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
ツール・ド・フランスについては推定視聴人口35億人(諸説あり)と決して少なくありません。
ロードレースにおいて、最も単純な形態はワンデイレース(1日で終了するレース)で、「個人」が、「ゴールの順番を競う」というものであり、これはアマチュアレースや小規模なレースでよく見られる形態です。しかし、プロのレースや、アマチュアのレースの中でも大規模なものでは、ワンデーレースだけでなくステージレース(複数日行われるレース)も加わり、「チーム」が「メンバーの誰かを勝たせるために走る」ことが多いです。
プロロードレースチームなので、各チームには様々な企業がスポンサーとして資金を提供し選手のレーサージャージに企業名やロゴマークを、付けてもらい注目されるチームや選手ほど当然メディアへの露出が増えます。
ロードレーサーには選手ごとに色々なタイプがあり、
○スプリンター
○タイムトライアルスペシャリスト
○パンチャー
○ルーラー
○クライマー
○オールラウンダー
タイプによってチーム内での役割がありチームのエースを勝たせるためにそれぞれの役割を果たします。
ここでは、タイプの詳しい説明をしていると長くなるので割愛させていただきます。
各レースでのゴール前の激しいトップ争いを大柄な体で派手にトップを勝ち取るスプリンターが私にはカッコ良く映りました。
プロロードレーサーが、多くいる中で、現在は選手を引退されているのですが、私が今でも好きな選手が「マリオ・チポリーニ選手」です。(以下、敬称略でチポリーニと表記させていただきます。)
チポリーニ選手は、歴代最強スプリンターの一人として名前を挙げる方も少なからずいらっしゃいます。
チポリーニ選手は、189cm 76kgの体格を活かした圧倒的なパワーでゴール手前で他の選手を引きはがし、両手を上げてゴールする事が多くありました。
そのため、チポリーニ選手のグローブ内側にもスポンサーのロゴマークが記されていることもありました。

その勝利は圧倒で、イタリア人からは「ツール・ド・フランスが世界最大のレースなら、ジロ・デ・イタリアは世界最高のレース」と評されるジロ・デ・イタリアでの通算ステージ最多勝記録42勝は現在も破られておりません。
スプリンターであるため、上り坂やツール・ド・フランスの山岳ステージは苦手としており、山岳ステージに入る前に自らリタイアするので、主催者から問題視されることもありました。
それでも1999年開催のツール・ド・フランスでは、ステージ4連勝するなど、その強さは認められて当然だと思います。
山岳ステージは苦手でありますが、1989年のプロデビューから2005年の引退まで、世界選手権を含む、ワンデイレース、ステージレースにおいて毎年勝利をしていた事実は、チポリーニ選手の実力を語るには説明が要らないです。
現在、ロードレースのゴール前でよく見られるスプリンターのためのトレイン。この源流を生み出したのはチポリーニ選手です。
サエコ時代、トレインを組んで極限まで加速したチームメイトの後ろから飛び出して、ラスト200〜300mを駆け抜けるスタイルで彼は勝利を量産。その強さを認めた他チームもこれに習うようになり、ゴール前での好位置を確保するべく、駆け引きを行うようになりました。
そんなサエコのチームメンバーは、他のチームに所属すれば間違いなくエースになれるにもかかわらずチポリーニ選手を勝たせるため献身的にチポリーニ選手のアシストをしてくれました。
「ゴールスプリントのための位置取りは30km手前から始まっている」という彼の台詞には、その奥深さが凝縮されています。
全盛期ゴールスプリント時のトップスピードは時速72km〜75km程度に達していました。
その人外の力はスプリント時の最大出力(ピークパワー)1,800W〜1,900W(約2.5馬力)以上を叩き出していたと推測されています。
また、サービス精神が旺盛で、マリオ・チポリーニが古代ローマの皇帝ユリウス・シーザー(カエサル)のコスプレをしたパフォーマンスは、1999年のツール・ド・フランス第9ステージに行われた有名なエピソードです。
この時チポリーニは馬車に乗る形式ではなく、月桂冠を頭にかぶり、古代ローマ風の白いトガ(衣装)を羽織って自転車に乗り、チームメイト(サエコ/Saeco)全員にもトガを着せて「ユリウス・シーザーの誕生日」を祝うパフォーマンスを披露しました。
他のレースでも、全身筋肉標本やトラ柄をデザインしたレーサージャージを着用したり、ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌ(総合順位1位の選手が着用する黄色のジャージ)と同じ黄色のヘルメット、シューズ、バーテープ、そしてフレームに至るまで全身を黄色一色で揃えて登場しました。当時は下着やショーツの色にも細かい統一規定があったため規定違反とみなされ、登場するたびに日毎の罰金処分を受けました。
その罰金額はその都度、違いましたが数十万円から数千万円になることもありました。
しかし、それを上回るチポリーニ選手の実力と人気と宣伝効果があったためスポンサー企業にとっては、「確信犯的な罰金ビジネス」を理解しており、チポリーニ選手が罰金を科されるたびに喜んで肩代わり・支払いを行っていました。



現在でも、チポリーニ選手のような力を持つ選手はいますが、彼のスター性や魅力を持つ選手はいないです。
皆さんの好きなスポーツ選手はいますか。
当事業所にご興味をお持ちになられましたら、ぜひご連絡をいただきますようお願いいたします。
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