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障害者手帳で「働き方」はどう変わる?取得...

2025/12/1

障害者手帳で「働き方」はどう変わる?取得メリット・デメリットから就職支援サービスまで

「障害者手帳を取得すると、これからの働き方はどう変わるのだろう?」

そんな不安を抱えていませんか?

結論からお伝えすると、障害者手帳はあなたを縛るものではなく、「自分に合った働き方の選択肢を広げ、長く安定して働くためのお守り(ツール)」です。
手帳を取得したからといって、必ずしも障害者雇用枠で働かなければならないわけではありません。

この記事では、

障害者手帳の基礎知識から、多くの方が気にする「取得のデメリットやリアルな不安(周囲にバレる?給料は下がる?)」、そしてあなたに合った就労支援サービスの選び方まで、専門家の視点でわかりやすく解説します。

障害者手帳の種類と対象者

障害者手帳は、「生活に不自由がある人が、不利にならず暮らし、働けるように支援するための公的制度」です。

主に3種類あります。

  1. 身体障害者手帳

  2. 療育手帳(知的障害)

  3. 精神障害者保険福祉手帳

それぞれを詳しく見ていきましょう。

1. 身体障害者手帳(身体障害)

対象:
視覚障害 / 聴覚障害 / 言語障害 / 肢体不自由 / 内部障害(心疾患・腎疾患・呼吸器)など

区分:
1〜6級(障害の程度により細かく分かれる)

障害の程度に応じて1級から6級まで分類され、等級によって受けられる支援や控除が異なります。

例えば、視覚障害の場合、1級は日常生活でほぼ全ての動作に制限がある状態、6級は軽度の制限と定められています。

2. 療育手帳(知的障害)

対象:
知的障害のある方

区分:
自治体により名称や等級は異なる(例:A・B区分)

知的障害の程度や日常生活での支援の必要性に応じて区分が決められるため、生活や就労で受けられる支援の幅が変わります。

3. 精神障害者保健福祉手帳(精神障害)

対象:
うつ病 / 統合失調症 / 発達障害(ASD・ADHD)/ 不安障害 / 双極性障害 / PTSD など

区分:
1〜3級(状態の重さで判定)

1級から3級まであり、症状の重さや社会生活への影響度によって等級が決まります。

精神障害者保健福祉手帳は更新が2年ごとに必要な場合が多く、生活の変化や症状の改善に応じて等級が見直されます。

手帳は「症状が一定期間続き、日常生活や社会生活に支障がある方」が対象です。

手帳は「障害者」とラベルをつけるためのものではなく、生活の安定や就労を支えるツールだと考えると理解しやすいでしょう。

 障害者手帳の取得の流れ

手帳の取得は、医師の診断と市区町村の審査が必要です。
流れは次の通りです。

  1. 医療機関を受診し、診断を受ける

  2. 医師に「手帳申請用の診断書」作成を依頼

  3. 市区町村の窓口で申請(申請書+写真+診断書)

  4. 審査(おおむね1〜2ヶ月)

  5. 手帳が交付される

診断書には、日常生活や就労にどの程度支障があるかが詳細に記載される必要があります。

そのため、医師としっかり相談し、日常生活で困っていることを具体的に伝えることが重要です。

障害者手帳を持つメリット

障害者手帳を取得すると、生活や働き方にさまざまなメリットがあります。

■ 「障害者雇用枠」に応募できる

障害者雇用枠では、次のようなメリットがあります。

  • 通院や体調に合わせた勤務調整

  • 業務量の調整、得意な業務への配慮

  • 周囲の理解を得やすい

  • 長期的に働きやすい職場環境が整いやすい

こうした「合理的配慮」を受けられるため、体調を崩して離職するリスクが減り、長期的に働きやすい環境が手に入ります。

■ 公的・専門的な「就労支援サービス」が利用できる

手帳を持つと、専門的な就労支援サービスが利用可能になります。

● 就労移行支援

一般企業への就職を目指す訓練(PCスキル、ビジネスマナー、企業実習など)

● 就労継続支援A型

雇用契約を結んで働きながら、支援を受けられる就労サービス

● 就労継続支援B型

体調や障害特性に合わせ、工賃を得ながら働く場所

● 障害者職業センター

職業リハビリテーション、就労準備性の評価などを実施

これらを活用することで、就職活動から職場定着まで、一貫してサポートを受けることができます。

■ 税制優遇や各種割引が利用できる

手帳を持っていると税制優遇や各種割引において、以下の制度を利用できます。

  • 所得税・住民税の障害者控除

  • 公共交通機関の運賃割引

  • 公共施設の利用料割引

  • 通院時の医療費助成(自治体により異なる)

  • スマホや公共サービスの割引

生活コストを下げながら、働く準備を整えやすくなります。

障害者手帳を持つデメリット

障害者手帳を持つデメリットについてもおさえておきましょう。

■ 定期的な更新が必要

障害者手帳は手帳種によって、定期的な更新が必要になってきます。

身体障害者手帳:
有効期限は原則なし。一度取得すると更新不要。
ただし、症状が改善・変化した場合や手帳に期限が記載されている場合は更新が必要。

精神障害者保健福祉手帳:
有効期限は2年間。更新申請は有効期限の3か月前から可能。

療育手帳:
療育手帳は定期的な更新が必要で、手帳に「次の判定月日」が記載されています。更新は期限の3ヶ月前から申請できます。

  • 18歳未満:2~4年ごと

  • 18歳以上:約10年ごと

※自治体によって頻度が異なります
症状が変わる場合、「診断書の再取得」が必要になる点は負担に感じる人もいます。

■ 「クローズ就労」を選ぶかどうかの悩み

クローズ就労とは、就職先に障害の内容を開示しないで働くことです。基本的には、障害者向けではない一般雇用での求人に応募することになります。

● クローズ就労のメリット

給与水準が比較的高い
障害者雇用に比べて、一般枠での正社員登用が多い傾向にあります。それに伴い、給与水準も高めに設定されていることが多いです。

求人数や職種が豊富である
昨今、障害者雇用促進法の改正に伴い、法定雇用率は上昇の傾向にあります。しかしながら、それでも一般枠での求人数の方が多い現状です。

キャリアアップしやすい
求人数や職種が豊富なため、多様なキャリアを選択しやすいという点が挙げられます。

● クローズ就労のデメリット

  • 配慮が受けにくい

  • 体調悪化時に助けを求めづらい

  • 退職に追い込まれるリスクも

そのため、体調管理や環境調整が必要な人はオープン就労(障害者雇用枠)が安心です。

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障害者手帳で選べる「4つの働き方」

手帳を取得することで、あなたの働き方の選択肢は、以下の4つに広がります。

働き方の種類

メリット      

デメリット    

一般就労(クローズ就労)

給与や求人数は多い。

体調悪化時の配慮が受けづらく、離職リスクがある。

障害者雇用枠

配慮を受けながら、安定して働くことができる。

求人数や給与水準は、一般枠より少なめ・下がる傾向がある。

就労継続支援A型

雇用契約を結んで働くため、最低賃金が保証される。

一定の勤務時間と業務をこなす体力が必要。

就労継続支援B型

雇用契約を結ばず、体調に合わせて柔軟に働く。

雇用契約を結ばないため、最低賃金が保証されない。

あなたに合った働き方を見つける「就労支援サービス」

障害者手帳を持つことにより、様々な「就労支援サービス」の利用が可能となります。

■ 一般企業への就職を目指すなら「就労移行支援」

一般企業で働くための就労トレーニングを行う支援サービスです。

● 提供される支援例

  • パソコン(Word、Excel、メール作成)

  • ビジネスマナー、社会人基礎講座

  • 生活リズム・体調管理のサポート

  • 企業実習の紹介

  • 履歴書・職務経歴書の添削

  • 面接練習

  • 就職後6ヶ月の定着支援

就活が不安な方もプロの支援を受けて「自分に合う働き方」を探すことができます。

● どんな人が就労移行支援サービスを利用している?

  • 就職したいけれどブランクがある

  • 一般枠でうまく働けなかった

  • 仕事が長続きしない

  • 障害者雇用と一般雇用のどちらが良いか分からない

  • 自分に向いている仕事を知りたい

こうした悩みを持つ多くの方が利用しています。

■ 雇用契約を結んでしっかり働くなら「就労継続支援A型」

就労継続支援A型は、事業所と雇用契約を結び、時給が支払われる働き方ができる福祉サービスです。

一般企業で働くことが難しくても、支援員から仕事のサポートや体調面のフォローを受けながら安定して働くことができます。

また、A型は「雇用型」のため、最低賃金が保証されており、労働基準法の適用もあります。

● 提供される支援例

  • 事業所スタッフによる業務サポート

  • 働きやすい環境調整(業務量・作業工程の調整など)

  • 生活・体調管理のサポート

  • 対人関係やコミュニケーションの支援

  • PC作業・事務作業・軽作業などの業務指導

  • 就労移行支援や一般企業へのステップアップ支援

  • 障害年金やサービス利用の相談支援

支援員が常に近くにいるため、「一般企業では難しいけど働く経験を積みたい」方に最適です。

● どんな人が就労継続支援A型を利用している?

  • 一般企業で働きたいが、まずは支援付きの環境で働きたい

  • 一度一般就労で挫折してしまい、再チャレンジしたい

  • 生活リズムが安定しており、決まった時間に働きたい

  • 障害や体調の影響で、一般企業の業務量が負担になる

  • 雇用契約を結んで収入を得ながら働きたい

「支援のある職場で働き、次は一般企業へステップアップしたい」という方に選ばれるケースが多いです。

■ 自分のペースで無理なく始めるなら「就労継続支援B型」

就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働くことができる福祉サービスです。

体調や障害特性から「一般企業で働くのはまだ不安」「まずは生活リズムを整えたい」という人が利用しています。

工賃(作業に応じた支払い)は発生しますが、出勤日数や作業時間も柔軟に調整できるのが大きな特徴です。

● 提供される支援例

  • 体調や特性に合わせた個別支援計画の作成

  • 生活リズム・体調面のサポート

  • PC作業・軽作業などの実務トレーニング

  • コミュニケーション支援

  • 医療・福祉機関との連携サポート

  • 就労移行支援やA型へのステップアップ支援

  • 障害年金や手帳の相談支援

負担の少ない作業からスタートできるため、初めての福祉サービス利用の方でも安心です。

● どんな人が就労継続支援B型を利用している?

  • 働くのが久しぶりで、まずは短時間から始めたい

  • 一般企業での勤務が難しく、リハビリを兼ねて働きたい

  • 人間関係や環境の変化に不安がある

  • 体調の波があり、安定して働くのが難しい

  • 将来的に就労移行支援やA型を目指したい

「自分のペースで働きながら体力づくりをしたい」
「生活リズムが整えば就職も考えたい」
そんな方に選ばれているサービスです。

就労継続支援B型なら「リハスワーク」がおすすめ

就労継続支援B型「リハスワーク」は、「障がいがあっても地域を支える」をコンセプトに、あなたの働く一歩を全力でサポートします。

● リハスワーク3つの強み

①医療・福祉の専門スタッフが在籍

作業療法士や理学療法士といった医療専門職が、一人ひとりの体調や特性を客観的に評価し、無理のない働き方を提案します。

②負担の少ない作業からスタート

オリジナルの木の商品制作やPC作業、軽作業など、あなたの得意を生かせる業務をご用意しています。

③ステップアップを強力に支援

B型で生活リズムを整えた後、A型一般企業への就労を目指す支援も積極的に行っています。

まとめ:手帳はあなたの「はたらく」をサポートするお守り

障害者手帳を取得することは、決してマイナスなことではありません。

配慮を受けながら働く「障害者雇用枠」の利用や、就労移行支援・A型・B型といった「就労支援サービス」の活用など、働き方を前向きに変え、生活を安定させるための強力なパスポートになります。

「自分に合った働き方がわからない」
「自分も手帳をとった方がいいのかな?」
「就労支援ってどんなサービス?」

と迷ったら、ぜひ一度リハスワークの見学にお越しください。どんな小さな不安でも、専門スタッフが丁寧にお答えします。

手帳取得のこと、働き方、就労支援の利用など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください!

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